「チャレンジタッチなら、子どもだけで勉強できるかな?」
通信教育を検討するとき、そんな期待を持つ方も多いのではないでしょうか。
わが家では、娘が小学生の頃から長くチャレンジタッチを利用し、現在小学3年生の息子も使っています。
実際に使ってみると、今日やる学習を示してくれたり、自動で丸付けをしてくれたりと、親がやらなくてよくなったことはたくさんあります。
一方で、すべてをチャレンジタッチに任せられるわけではありません。
使い始める前に、
「ここは親がやる必要がある」
と知っておいた方がいいこともあります。
ただ、デメリットがあるからといって、それだけで「合わない」とは限りません。
たとえば「ゲームばかりになりそう」という心配も、使う時間を家庭で決めれば、それほど問題にならない子もいます。
大切なのは、デメリットがあるかどうかだけではなく、
そのデメリットを補うために、親が何をする必要があるのか。
そして、
それくらいならわが家でもできそうか。
ではないかと思います。
この記事では、メリットについてはあえて詳しく触れません。
長く使ってきた中で感じたチャレンジタッチのデメリットと、それに対してわが家では親が何をしているのかを具体的にまとめます。
申し込む前に、「このくらいならできそう」「これはちょっと難しい」と判断する材料にしてみてください。
チャレンジタッチは渡すだけで学習習慣ができるわけではない
チャレンジタッチを始めれば、子どもが自分から毎日勉強するようになる。
そう期待してしまうかもしれません。
でも、少なくともわが家では、教材を渡すだけで家庭学習の習慣ができたわけではありません。
チャレンジタッチは、今日取り組む学習を示してくれます。
でも、
「いつチャレンジタッチを開くのか」
までは、最初に家庭で決める必要があります。
わが家では、家庭学習を朝にしています。
小学3年生の息子も、朝ご飯の前にチャレンジタッチに取り組みます。
朝食の時間になれば終わりなので、「今日は何分やらせよう」と毎日親が考える必要もありません。
今では朝の流れの一部になっていますが、最初から子ども任せにしていたわけではありません。
親がやること:勉強する時間を生活の中に作る
チャレンジタッチを使うなら、少なくとも最初は、
「学校から帰ったらやる」
「夕食の前にやる」
「朝食前にやる」
など、生活のどこで取り組むのかを決めた方が続けやすいと思います。
これは毎日横について勉強を教えるのとは違います。
一度習慣になれば、勉強を始めるための声かけは少なくなります。
ただ、
「タブレットを渡しておけば、自分で勉強する時間まで考えて毎日取り組んでくれる」
ところまで期待しているなら、一度考えた方がいいと思います。
ゲームなどの遊びばかりになる可能性はある
チャレンジタッチのデメリットを調べると、「ゲームばかりになる」という話を見かけます。
これは、わが家でもまったく心配がないとは思っていません。
息子も学校から帰ってきて、
「チャレンジやっていい?」
と聞くことがあります。
勉強をしたいというより、チャレンジタッチの中にあるゲームなどで遊びたいからです。
ただ、わが家ではチャレンジタッチをいつでも自由に触っていいタブレットにはしていません。
ゲーム目的で使いたいときは、「今日はダメ」と伝えることもあります。
普段の学習も朝食前なので、使える時間には自然と区切りがあります。
そのため、今のところチャレンジタッチのゲームで長時間遊び続けることはありません。
親がやること:いつ使っていいかを決めておく
わが家の場合、「ゲームがあるから紙の教材の方がよかった」とは感じていません。
ただし、それは使い方を家庭で決めているからでもあります。
タブレットを使う時間を決め、そのルールを子どもがある程度守れるのであれば、「遊びの機能がある」という理由だけでチャレンジタッチを候補から外す必要はないと思います。
一方で、
- タブレットを持つといつまでもやめられない
- 終わりにするたびに親子で揉める
- 親が使用時間を管理すること自体を負担に感じる
という場合は、紙のチャレンジなども含めて考えた方がいいかもしれません。
一人で勉強できても「理解できているか」は別
ここは、長く通信教育を使ってきて特に気をつけたいと思っているところです。
チャレンジタッチを使うと、親が横について一問ずつ丸付けをしなくても学習を進められます。
だからこそ、
「今日もチャレンジやったよ」
と聞くと、それだけで安心してしまいがちです。
でも、
毎日取り組んでいることと、今習っていることを理解できていることは別です。
わが家でも、子どもが一人で順調に進めているように見えていて、「あれ?」と思ったことがあります。
最近では、小学3年生の息子の漢字学習を見ていて、「チャレンジタッチには取り組んでいるけれど、ここはもう少し確認した方がよさそう」と感じたことがありました。
また、長くチャレンジタッチを続けてきた娘も、小学生の頃に算数で苦労した時期があります。
家庭学習の習慣がついていても、分からないところがまったく出てこないわけではありません。
親がやること:ときどき「困っていないか」を見る
だからといって、毎日横について教える必要があるとは考えていません。
チャレンジタッチには、保護者が子どもの取り組んだ内容や正答率などを確認できる仕組みもあります。
「おうえんネット/保護者向けの学習状況確認」に関する進研ゼミ小学講座公式ページ
わが家では、それだけでなく、
学校のテストを見る。
普段の学習の様子を見る。
紙の問題をやったときの様子を見る。
そこで「あれ?」と思ったら、少し確認しています。
私は「学力が上がっているか」という大きなことよりも、まずは、
今、目の前で習っていることに困っていないか。
分からないまま進んでいないか。
を見ることが大切だと思っています。
ここまでなら家庭でできる、という場合は通信教育でも回しやすいと思います。
反対に、仕事などで忙しく、
「勉強をさせるだけでなく、理解できているかの確認まで誰かに任せたい」
という場合は、通信教育だけでいいのかは一度考えた方がいいと思います。
塾など、家庭以外の大人が学習状況を見る方法の方が、家庭の希望に合うこともあります。
タブレットだけですべての学習が完結するとは限らない
チャレンジタッチを始めると、
「これ一つで家庭学習は全部終わる」
と思うかもしれません。
わが家でも普段の家庭学習の中心はチャレンジタッチです。
ただ、子どもの様子を見ながら紙の教材も使っています。
たとえば息子の漢字。
学校の漢字テストではよく覚えている一方で、チャレンジタッチだけで学習していた漢字を見たときに、「もう少し紙に書いた方がよさそう」と感じたことがありました。
これは「チャレンジタッチでは漢字が身につかない」という意味ではありません。
チャレンジタッチでも、タッチペンを使って漢字を書く学習があります。
「チャレンジタッチの漢字学習」に関する進研ゼミ小学講座公式ページ
そのうえで、子どもによって、また学習内容によって、タブレットだけより紙でも確認した方がよさそうなことがある、というのが実際に使っている中で感じていることです。
わが家では週末に紙の問題集を使って、理解できているかを確認することもあります。
親がやること:必要なところだけ別の方法で補う
何冊もの問題集を追加しているわけではありません。
子どもの様子を見て、
「ここはもう少し書いた方がよさそう」
「一度紙で解いてみよう」
と思ったところを補う程度です。
必要なら紙の教材も少し使うことに抵抗がない家庭なら、それほど大きな問題にはならないと思います。
一方、
「チャレンジタッチ一つに任せて、ほかの家庭学習は何も考えたくない」
という希望がある場合は、実際にどこまで任せたいのかを申し込む前に考えておいた方がいいと思います。
おすすめレッスンと、子どもがその日にやりたい勉強が合わないことがある
チャレンジタッチでは、子どもの学習状況などに合わせて、その日に取り組むおすすめレッスンが示されます。
「今日のおすすめレッスン」に関する進研ゼミ小学講座公式ページ
これはわが家の朝学習では助かっている仕組みです。
息子が毎朝、
「今日は算数にしようかな。国語にしようかな」
と考える必要がありません。
チャレンジタッチを開いて、示されたレッスンに取り組めばいいからです。
ただ、最近こんなことがありました。
息子はその日、理科をやりたがっていました。
理科を選んで勉強すること自体はできます。
でも、その日のおすすめレッスンとして示されていたのは別の学習でした。
理科をやっても、その日のおすすめレッスンをすべて終えたことにはなりません。
毎日おすすめレッスンをクリアしたい息子にとっては、
「理科をやりたいけれど、今日の分も終わらせたい」
という状態になります。
大きな問題ではありませんが、毎日のクリアを大切にする子にとっては、少しストレスになることもありそうだと感じました。
ここは親が補うというより、子どもとの相性を考えたい
これは家庭のルールで解決するというより、どんな勉強の進め方がその子に合うかの問題だと思います。
「今日は何を勉強するか」を毎回考えなくても、教材から示されたものに取り組める方が楽。
そんな子には、チャレンジタッチの仕組みが合う可能性があります。
一方、
「今日は理科をやりたい」
「興味があるところをどんどん進めたい」
など、自分で学ぶ内容や進度を決めたい子は、毎日のおすすめレッスンを窮屈に感じることがあるかもしれません。
わが家の息子は以前スタディサプリを使っており、自分のペースで先取りをしていた時期もあります。
教材によって「何を勉強するか」の決まり方も違います。
スタディサプリからチャレンジタッチへ変更した経緯や、両方を使って感じた違いは、別の記事にまとめています。
スタディサプリからチャレンジタッチへ|両方使ってわかった違いと乗り換え理由
チャレンジタッチを使うなら、親は結局何をする?
ここまでの内容をまとめると、わが家ではチャレンジタッチを使っていても、親がまったく何もしないわけではありません。
| 気になる点 | 家庭でできること | わが家では |
|---|---|---|
| 渡すだけでは習慣化しない | 学習する時間を決める | 朝食前に取り組む |
| ゲームなど遊びに偏る可能性 | 使っていい時間を決める | 自由には触らせず、必要なら「今日はダメ」と伝える |
| 取り組んでいても理解できているとは限らない | ときどき子どもの理解を見る | テストや普段の様子を見て「あれ?」と思ったら確認する |
| タブレットだけでは足りないこともある | 必要なところだけ別の方法で補う | 漢字などを必要に応じて紙でも確認する |
| おすすめレッスンと本人の希望が合わないことがある | 家庭で解決するというより、学び方との相性を見る | ひとまずその日のおすすめレッスンを終わらせてから、やりたい学習に取り組む |
こうして並べてみると、親がやっていることの多くは「勉強を教えること」ではありません。
いつ勉強するかを決める。
タブレットをいつ使っていいか決める。
ときどき理解できているかを見る。
必要なところだけ補う。
わが家では、この部分は親が担当しています。
その代わり、毎日どの問題をやらせるか考えたり、一問ずつ丸付けしたり、すべての学習内容を親が説明したりするところまで抱え込まなくて済んでいます。
「このくらいならできるか」で考えてみる
大切なのは、そのデメリットがあることで、親は何をする必要があるのかまで考えてみることだと思います。
たとえば、
「朝や帰宅後など、勉強する時間を決めるくらいならできる」
「タブレットを使う時間は家庭で管理できる」
「毎日は無理だけれど、テストや子どもの様子をときどき見ることはできる」
「必要なら紙の問題を少し足すくらいならできる」
という家庭なら、今回挙げたデメリットの多くは、それほど大きな問題にならないかもしれません。
反対に、
「学習する時間を決めるところから任せたい」
「タブレットの使用管理もしたくない」
「理解できているかを確認する余裕はない」
「家庭では学習内容にほとんど関わらず、誰かに見てもらいたい」
という場合は、チャレンジタッチだけで家庭学習を回す方法が本当に合っているのか、一度考えた方がいいと思います。
チャレンジタッチは、親が何もしなくてよくなる教材ではありません。
ただ、家庭でやることと教材に任せることを分けられれば、親が抱える家庭学習の仕事を減らすことはできます。
申し込む前に、
「このくらいのことなら、わが家でもできそうか」
を一度考えてみる。
メリットだけを見るよりも、その方が始めてから「思っていたのと違った」となるのを減らせるのではないかと思います。
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