チューリップの芽が12月に出てきた 土をかぶせる必要ある?ない?検証してみる

秋に植える花

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11月の下旬に植えたチューリップの球根、12月の上旬にはポツポツ芽を出し始めました。2〜3月くらいに芽を出すとされているのに、早すぎるのでは?と心配になりました。

鉢植えで、球根上部が隠れるくらいの深さなので、浅く植えすぎたのか?土をかぶせるべきなのか?ネット上にはハッキリとした情報がないので、土をかぶせる、かぶせない、の2つを比べてみることにしました。

植え付け条件

場所:神奈川県横浜市

2022年12月の気温:平均8.4℃ (最低でも1℃を下回る日なし)

植え付け: 植木鉢で浅めの位置、球根の頭がかぶるくらい

置き場所:日当たりの良い屋外

芽が出た様子

芽が出てきた(12/19)
緑に赤っぽい色が混じる芽が出てきた(12/19)

あちらこちらから芽が出てきたものの、日々グングン伸びる、といった感じではありません。

土をかぶせる鉢とそのままの鉢の経過を観察する

土をかぶせる(12/19)

3鉢中、2鉢に土をかぶせました。芽が出てそのままの鉢と生育状況に違いが出るか観察します。

1ヶ月後の様子

土をかぶせた鉢(1/19)
土をかぶせなかった鉢(1/19)

土をかぶせた鉢、かぶせなかった鉢を比べてみると、生育に違いが見られません。土をかぶせなかった方も、芽が痛むことなく、特に問題なさそうです。

適切な時期に植えたにも関わらず、早く芽を出したのは、植え付けの際に浅く植えたため、と思われます。(鉢植えの場合、根が伸びるスペースを確保するため、浅植えにしています)

土をかぶせる必要があるか?ないか?

上記の結果を踏まえると、神奈川県のような暖地の地域では、出てきた芽に土をかぶせる必要はないと思います。1ヶ月後には、ほぼ同じ状態になり、出てきた芽が、寒波による冷たい外気(−3℃)にさらされても影響ありませんでした。

冬に芽が出てきても、そのままニョキニョキと伸び続けることはなく、冬の寒さが緩んだ頃に、成長スピードが上がり、葉を茂らせ、花芽を上げる、といった過程をたどります。

土をかぶせた鉢の経過

2/10の様子

芽が出てから2月中くらいまで、このような状態が続きます。

3/10の様子

3月に入ると、芽の結び目が緩むように、葉がめくれながら広がっていきます。

3/13の様子

1枚目2枚目と葉がめくれ、3枚目の中からつぼみが顔を出します。

3/22の様子

つぼみはぐんぐん上に上がっていきながら、同時に、花びらの色を濃く変化させます。

土をかぶせなかった鉢の経過

2/10の様子

薄っすらと雪が積もりましたが、0℃は下回りませんでした。(この鉢は軒下から外れていたので、雪がかかっています)

3/10の様子

3月に入り、葉が緩み、広がっていきます。

3/13の様子

一番手前の葉の中につぼみが覗いています。

3/22の様子

黄色の花が見えてきました。品種:ストロングゴールド

3/27の様子

12月に土をかぶせなかった鉢ですが、生育には影響がなく、花をつけました。

おわりに

12月という早い時期に、チューリップが発芽すると心配になりますが、今回の検証では、どちらも生育に影響がありませんでした。

あくまで、わたしの住む環境下での結果ですが、芽が数㎝出てしまっても、それだけが原因で花がつかないことはないようです。

12月だと、これから冬本番といったタイミングで、寒さで芽がダメにならないか?と気になりますが、チューリップは寒さに当たらないと花をつけないので、家の中に取り込ます、外で育てる必要があります。

秋の植え付けからまもなく芽を出しても、そのまま大きくはならないので、水切れに注意しながら、花がつくのを楽しみにしてくださいね。

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