はじめに
朝顔は夏の風物詩として日本で非常に人気があります。その美しい花と育てやすさから、ガーデニング初心者にもおすすめです。この記事では、朝顔を育てるための基本的な情報と、私自身の経験を交えた育て方のコツをご紹介します。
朝顔の魅力
朝顔は、その鮮やかな色合いと多様な花の形が魅力です。夏の朝、花が咲く様子を見るのはとても爽やかな気持ちになります。さらに、朝顔は比較的簡単に育てられるため、初めてのガーデニングにも最適です。私も最初は不安でしたが、その簡単さと美しさに魅了され、毎年育てるのが楽しみになりました。
朝顔を育てるための基本情報
必要なもの
朝顔を育てるために必要な基本アイテムを揃えましょう。
- 種: 朝顔の種は園芸店やオンラインショップで購入できます。初心者には、日本古来の「江戸朝顔」や「西洋朝顔」が育てやすくおすすめです。
- 鉢: 朝顔の根は深く張るため、6号鉢以上の鉢がよいでしょう。
- 支柱: 朝顔はつる性植物なので、支柱が必要です。成長に合わせてしっかりと支えることができるものを用意しましょう。
- 土: 一般的な園芸用の培養土で十分です。水はけの良いものを選びます。
- 肥料: 肥料は植物の成長を助けます。液体肥料が使いやすくておすすめです。
種まきの時期と場所
朝顔の種まきは、気温が安定する5月から6月に行うのがベストです。場所は日当たりが良く、風通しの良い場所を選びましょう。
発芽適温:20〜25℃
朝顔栽培の基本手順
1. 種まき
朝顔のたねは皮が硬く、吸水しづらいため、蒔く前に、半円状の膨らんだ方をヤスリで削る(少し白い部分が見えるくらい)芽切りという作業をし、4〜5時間水に浸けると発芽しやすくなります。(発芽促進加工がされたものは必要ありません)
その後、鉢に1㎝くらいの深さに2〜3粒。6〜8号鉢であれば、3箇所くらいに蒔く。
2. 水やり
朝顔は水を好む植物です。特に発芽後から成長期には、毎日朝と夕方にたっぷりと水を与えます。ただし、常に土が湿った状態だと根腐れの原因になるので、土の表面が乾いてきたら水をあげるようにしましょう。
3. 支柱やネットの設置
つるが伸び始めたら、支柱やネットを設置します。つるがしっかりと巻きつくように、柔らかいひもで軽く固定して誘導します。支柱やネットを早めに準備しておくことで、つるが絡まりにくくなります。
4. 肥料の与え方
朝顔は成長期に多くの栄養を必要とします。週に一度のペースで液体肥料を与えましょう。花が咲き始めたら肥料の量を減らし、過剰な栄養を避けます。これにより、花がより美しく咲き続けます。
私の朝顔栽培の体験談

5/12 曜白大輪(ようじろたいりん)朝顔 種まき
上記の朝顔は“そのままタネまきできる”という表記があり、芽切りは必要ありません。たねを購入される際確認してみてください。
発芽直後は葉が柔らかく、虫に食われる場合があります。少し手元に予備のたねを残しておくとよいでしょう。

5/18 発芽の様子
次々と、双葉が姿を現します。

5/24 次々発芽し、密集してきました。

6/3 密集していたので、間引きをしました。本葉が出ています。8号鉢に3株残しています。

6/20 ツルが伸びてきたタイミングで支柱を立てます。

6/24 ツルを支柱に沿わせるように、誘引(紐で結びつけること)する。誘引テープを使って固定しています。手でちぎれて簡単にセットできるのでオススメです。100均(セリア)で購入しました。

6/27 あちこちにつぼみが見えてきました。

7/8 鮮やかな花が咲きました。
朝顔を綺麗に咲かせる秘訣
毎日朝と夕方に水やりを欠かさず、つるの伸び具合をチェックしてこまめに誘引しました。支柱を早めに設置し、つるが絡まないように注意しました。その結果、美しい花がたくさん咲き、とても満足のいく朝顔栽培ができました。
よくあるトラブルと解決法
葉が黄色くなる
葉が黄色くなるのは、過剰な水やりや肥料不足が原因かもしれません。土が常に湿った状態だと根腐れを引き起こし、葉が黄色くなります。水やりの頻度を調整し、肥料を適切に与えましょう。
花が咲かない
花が咲かない場合、日照不足や肥料過多が原因となることがあります。朝顔は日当たりを好むため、できるだけ直射日光が当たる場所で育てましょう。また、肥料の与えすぎも花を咲かせにくくするので、適量を守ることが大切です。
まとめ
朝顔栽培の楽しさ
朝顔の栽培は、美しい花を楽しむだけでなく、毎日の成長を観察する喜びもあります。初心者でも簡単に育てられるので、ガーデニングの第一歩としておすすめです。私自身、朝顔を育てることでガーデニングの楽しさを知り、夏の風情を感じることができました。
これから始める人へのメッセージ
朝顔の栽培はシンプルですが、その美しさと成長の早さは驚くべきものです。誘引の仕方を工夫して、自分なりの1鉢に仕立てるのもいいですね、ぜひ、朝顔栽培に挑戦して、美しい夏の花を楽しんでください。
使用資材の紹介
下処理不要で種蒔きできる朝顔です
螺旋状につるを這わせる仕立て方を、行灯(あんどん)仕立てといいます。鉢の大きさに合う径の支柱を選んでください。
こちらは野菜にも花にも使える液体肥料です。薄めて使うので大容量で長持ちします。多すぎる場合は他のものをご検討ください。

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