チューリップを植える時、土に植えるなら鉢やプランター、そのほか庭に植える方法があります。ここでは、ベランダや軒先などの小スペースでも始められる、鉢選びについて解説していきたいと思います。
鉢の素材
- 素焼き
素焼きの鉢は、昔から親しまれている一般的な植木鉢です。粘土で形成し、乾燥させ、焼き固めたものです。目には見えないですが、沢山の小さな穴が空いており、空気や水を通すため、根が腐ってしまうトラブルを防ぎます。
- テラコッタ
テラコッタはイタリア語の“焼いた土”という言葉に由来します。素焼きと同じく、粘土を焼いたものですが、焼く温度が素焼きよりも高く、茶色がかったオレンジ色です。目に見えない穴があるため、通気性、排水性があり、植物にとって良い環境を作りやすいです。デザイン性に富んでいますが、重いものが多いです。
- プラスチック
プラスチック製のものは、安く手に入り、軽くて扱いやすいです。色やデザインなども豊富です。鉢は水や空気を通さないので、水持ちが良いですが、根が腐らないよう、水のやりすぎに気をつける必要があります。
- 木製
木製の魅力は、見た目に温かみを感じられるところです。同じ大きさであれば、テラコッタほど重量がなく、植物にとっても木が余分な水分を吸収してくれるため、環境が良いと言えます。一方、木が濡れたままの状態だと腐食する可能性があります。耐久年数はまちまちですが、短めであること、底を地面から浮かせるなど、空気の通り道を作って、腐食させない工夫が必要です。
鉢の大きさ・高さ
鉢の大きさは5号、8号といったように、号という単位で表されます。1号=1寸(3㎝)なので、5号であれば3×5=15㎝、直径15㎝(鉢の外側〜外側)が5号の鉢となります。8号は直径24㎝の鉢のことをさします。
植木鉢には浅鉢・普通鉢・深鉢があり、浅鉢は上部の直径よりも高さが小さいもの、普通鉢は直径と高さがほぼ同じもの、深鉢は直径よりも高さが大きいものをさします。
チューリップの根をしっかりと伸ばすスペースを確保するため、浅鉢ではなく、普通鉢以上の高さ(深さ)のあるものを選ぶと良いです。
鉢を置く場所の確認
鉢を買う時、日当たりがよく、風通しのよい、といった条件を満たす場所にはどれくらいの大きさのものが置けるのかを、事前に確認しておくと良いです。買ってみたものの大きすぎてバランスが悪い、生活しづらい、などの事態が避けられます。
チューリップは、植えてもすぐに芽を出さないので、水やりを忘れないよう、いつも気にかけてあげられる場所に置くのがオススメです。
植木鉢を選ぶ決め手
これまで、素材や大きさなどに触れてきましたが、選ぶ基準で外せないのは好み、ではないでしょうか?どれを選んでもメリット・デメリットがある中、この鉢から芽が出て、春に花が咲く様子を想像したら、本当に楽しみだな、と感じるものを見つけられると良いですね。
私は、テラコッタの中では軽めなものを見つけたので、それを購入しました。
直径27㎝の9号鉢です。
下のリンクは直径23㎝の8号鉢です。
おわりに
鉢選びのポイントは
- サイズを決める
- 鉢の素材による特徴を把握する
- 好みを反映させる
何号サイズの鉢を置きたいのか?扱いやすさは?見た目の好みは?と考えると、選択肢が絞られて選びやすいと思います。
気に入ったもの見つけて、毎年チューリップを楽しむのも良いですね!ぜひ、鉢選びの参考にしてみてください。

コメント